何を隠そう、私はその昔インテリアデザイナーを名乗っていました。
名乗っていたというのは、あまり大層なキャリアを持っていなかったですし、自分が一人前だと思える前にやめてしまっていたので。とはいえ、さすがに「自称」って程でもなく、きちんと仕事はしていました。
今日、インテリアデザイナー時代の仲間とじっくりと語り合いました。彼とはもう20年来の付き合いで、私と違ってその道一筋で頑張って来た男です。
今日は私の方から相談を持ちかけました。というのも実は私の父はインテリアデザイナーを擁する店舗デザイン・内装会社を長く営んでいまして。その父の会社の今後について、いろいろと教えてもらおうと思った訳です。
父はこの春引退し、会社を閉じました。そして私の頼みを聞いてくれて、名前だけは残しておいてくれています。
そして私と言えば、頼んだとはいえ何がしたいという訳でもなく、さりとて父が作った会社が無くなってしまうのはどうしても避けたいという思いがありまして。この辺は自分でもよくわからない感情であります。