蔵元web施策についてはSNSを中心にはじめてから、紆余曲折があってやはりサイトをハブとして、セットでコントロールしていくことが必須という判断になり、本noteでは進捗全然書いていなかったけど、サイト受注を中心によりトータルな形でサポートする体制でスタートしています。
ありがたいことに現在受注一発目に着手中。
さて、ということで蔵元さまにむけて提案している内容をここに記録しておこうと思います。
目次
- サイトをチェックする時の”3つの柱”
- 1:httpのあとに”s”があるかどうか?
- 2:スマートフォン対応サイトかどうか?
- 3:更新しやすい形で構築されているかどうか?
- まとめ
サイトをチェックする時の”3つの柱”
対象となるホームページをチェックするにあたって、私は3つのことに着目します。
1:httpのあとに”s”があるかどうか?
2:スマートフォン対応サイトかどうか?
3:更新しやすい形で構築されているかどうか?
これら3つについてそれぞれお話を書いて行きたいと思います。
1:httpのあとに”s”があるかどうか?
まずはひとつめの
「httpのあとに”s”があるかどうか?」
これはサイトを見た時にURL欄を見れば一発でわかります。単純にあるかないかです。
sはセキュアのsで、安全という意味です。
SSLサーバ証明書の発行を受けている状態。という小難しい状態を把握する必要はなく、要はsがついていればとりあえず安全「印」をもらっているサイトなんだなという認識で大丈夫です。
ちなみに少しだけ言うと、サイトの情報を暗号化してネット上に乗っかっているので、例えばサーバー攻撃とか、乗っ取りとか、そういったサイバーテロに少しだけ耐性があるということです。
とはいえ、sが無くてもちゃんと見れてるし、サイバー攻撃なんて周りで被害受けたことなんて無いし。という声をよく耳にします。
が、話は残念ながらそういう単純なことではありません。
被害云々の話なら確かに心配するようなことはないのかもしれませんが、問題なのは「sが無いURLにアクセスした時に”このサイトは安全ではありません”というアラートが表示されるということです。」
これはセキュリティにある程度気をつけている人にとってはこのサイトは「見ない」という行動に直結します。
そういうサイトは表示しない設定にしている人も多く存在します。
Googleという今やみんなが使っているサービスでも完全に推奨しているので、どんどんsが無いサイトは排除していく方針です。
つまりsが無いサイトは多くの人に見られる機会をものすごく損失している、という話です。
これは業務としては非常に重要な問題だと言わざるを得ません。
ちなみにsが無いサイトは数年前には普通の存在で、大抵の場合sを導入するのにお金はかかりません。でも、開発や手続きは誰でもできるというわけではありませんが。
古いサイトをそのまま放置している場合に多く見られる話です。
2:スマートフォン対応サイトかどうか?
次に目を向けるのはスマートフォンできちんと見られるかどうかです。
スマートフォン対応していないサイトをスマートフォンで見ると、PCで見た時の画面がそのまま小さくなってスマホの画面に出ます。小さくて字とかをいちいち拡大しないと見れません。
ちょっとマーケティング的な話になりますが、数年前の時点でスマートフォンのシェアは6〜7割ほどでした。2〜3割がPC、1割切るぐらいがその他タブレットなどだったと思います。今はもっと進んでいて8割ぐらいがスマートフォンになっていると思います。
特にwebサイトサービスについてはこの偏りは顕著で、コンテンツ制作の現場では「ほぼスマートフォンで見られている」というのがもはや常識になっています。
これもやはり数年前以前に制作されたサイトに多く見られることですが、趣味のサイトではないはずなので、より多くの人に見てもらえる状態を目指すのが健全であるべきなので、スマートフォン対応は必須だと私は思います。
3:更新しやすい形で構築されているかどうか?
3つ目はちょっと小難しい話になります。
「更新しやすい形で構築されているかどうか?」というのは、ぱっと見では区別がつきません。
ソース(ページの裏側にある大量のプログラミング言語です)を見て判断するわけですが、要はどういう形態でこのサイトは作られているか?という話です。
それ自体、依頼者にとってはさほど意味はないのですが、結果的に
「サイトを更新したい時に業者に逐一発注しないといけない」状況に陥っている人が非常に多く存在しています。
これは昔からかわらずそういう状態になっています。
イチイチ業者の対応待ちとか、仕方なくSNSでなんとかしたりとか、もったいない対応しかできない状況がとても多いです。
更新されないサイトは日が経つにつれ、どんどんと検索にヒットしなくなって行きます。
サイトの作り方はいくつかあります。
プログラマーがソースを手書きしてサイトを作ると、当然ながらプログラマーじゃないと更新や修正ができません。
ソフトを使ってサイトを作ったなら、そのソフトが使えないと更新や修正ができません。
近年、そういう問題を受けて、特殊技術がなくてもサイト運営ができる仕組みが普及していています。
それらの仕組みをうまく使って、「健全な運営ができるサイト」を構築する必要があります。
まとめ
1、2、3、と話をしましたが、
1:httpのあとにsをつけるー安全なサイトにする
2:スマートフォン対応ースマホで見やすくする
3:更新しやすくするー情報提供をちゃんとして、検索で発見されるようにする
これらの施策は非常に重要なことだと私は思います。