パルプカプセルに色をつけようと思いやってみた。
非常に手間がかかる割にあまり綺麗に仕上がらない。
グラデーションさせずに均一に染めることは比較的楽にきれいにできるとは思うけど、グラデーションがないと非常にチープになってしまう。
ということで友人知人とも何度も相談して、このグラデーションに染めることはペンディング。
ということでほぼ商品としては完成を見た。
今後について
現在の製造状況については、ABS樹脂の型にパルプを詰め込んで自然乾燥させる方法で量産できる。ABS製の型を複製するためのシリコン型も作った。
上下二つでワンセットの型にパルプを詰め込んで自然乾燥するのにおよそ丸一日かかる。(強制乾燥は設備的にハードルが高い。)
計算上は型を100セット作れば一日で100個のカプセルができる。けど、200個の型を天日干しするスペースは・・・ちょっと無理。
ということでやはり量産するには工場に発注するしかないんだろうなと。
ここで自分の考えをメモしておきたい。
まず発案者としての感覚としてはこれは「工芸品」のつもりでいる。
素材がパルプであるということで、よく環境問題とかSDGsがらみでいいね!と周りから言われて浮かれてそんな謳い文句を使っていたこともあったけど、感覚としてはそういうものには一切思いは無い。
*ちなみに本気モードで持論を言わせて貰えば、では環境問題やSDGsに取り組む意思はないのか?関心はないのか?と問われたなら、答えは「無い」です。
ちゃんと説明すると、もちろん環境問題に関心はあるし、持続可能な開発目標についても関心はある。でも現在世の中に出回っているような、実態の無い環境問題や、政治的、商業的な他意のある活動については関心はないし、関わるつもりもない。という考えです。
ぼんやりとしたイメージを語れば、このパルプカプセルはごく小規模な設備でできるものとしてそこは保持しようと思っていて。
今ちょっと探してみたいなと思っているのが、紙漉きの工房。このパルプカプセルを木型で作ってみたいと思ってる。イメージとしては落雁を木型で作る工程と紙漉きの技術を合体させたような感じ。
工場とか電力とか、そういうもの無しで、工芸品として仕上がりの細やかさを重視できる商品としていけないかなぁ?と思っている。
ということはパルプモールドを扱える工場さんとは接点がないのかなぁ?とうっすら思うので、誰か紙漉きの職人さんとか、木型の職人さんとかと話してみたいなぁとか思ったりしている今日この頃。
以上、走り書きにて。