一日に3本開けたシリーズの最後です。これは桃やまユの次に開けたものです。町田酒造と同じく、よく聞くけど呑んだ事無いシリーズです。
まぁなんとなく開けた訳ですが、お客様の方が先に反応しました。(写真:ぼかしを少々^^)旨いですね〜。旨味たっぷりですね〜。まっすぐな純米吟醸。常備酒に最適かもしれない。・・・いくらだったっけ???味わい豊かでコクがあります。でも削ってるだけあって軽やかで若干のまるい甘み有り。後味も純吟的なキレの良さがあって、全体的なバランスとして、旨いとはっきり感じさせる系で、なおかつ呑み飽きない。この2つのバランスの着地点が明確に見えてる感じです。
で、まぁこの辺からお客様と日本酒の話のみになってきました。俄然興奮状態です^^(私が)
精米歩合の事にまず興味を持たれたようなので軽く説明して、一緒に呑んでいた以前開けた水尾のひやおろし59%、先に開けたやまユが55%、そしてコレが50%。酒米が違うので一概には言えませんが、55と60%の違いははっきり認識してくれたみたいで、面白い!と言ってました。水尾と相模灘の2種の呑み比べはとてもわかりやすくどちらも旨いとの事でして、私も同意見です。あとは肴との相性や酔い具合と相談してどっちか選ぶって感じですね^^(これは後日談、昨夜の事ですが水尾バッチリになってきました。旨過ぎる!)
その後、造りの話と酒米の話になりました。造りは生もと、山廃、速醸があって、その他マイナーなやり方試してるところもあって。酒米はまぁ有名どころがいくつかあってそれぞれ特徴があって、プラス最近地元米が元気だと。さらに同じ造りでもあらばしり、中取り、責めと大きく3つに分かれてて、その後の火入れ工程では生、一回火の生詰め・生貯蔵、2回火入れ、やり方もタンクか瓶燗かと。さらに酵母のちがいと、勿論杜氏や蔵によって特徴が様々で、今、蔵はだいぶ減ってるけど2000近くあるのかな?とか。・・・なんて今ココに書くのがちょっと恥ずかしい話をバババっとしました^^
記事の順番を入れ替えたのはこの話を最後に持ってきたかったからなんですが、前述しましたがこのお客様が料理関係の専門家でして、ワインには大変お詳しいこともあって、私の長年のプレゼンがようやく花開き(笑)日本酒に興味を持ってくれました。で、一つずつ確かめていきたいなんて事になりまして、まずリクエストを頂いたのが「同じスペックの米違いの呑み比べ」。・・・なんかプロモードの気合いを感じました。寝ている虎を起こした?まぁなんにせよこんな嬉しいことはありません。私もついついAKBバリに「Yes!」とガッツポーズ。(引かないで^^)
悩みはどのお酒にするかです。米の方は山田錦、雄町、五百万石ははずせないでしょうし、プラス地元米も入れたい。それらが揃っていて且つ勿論旨いトコロ。う〜ん悩みます。
でもこの後には同じお酒の温度違い、同じお酒のBY違いを試そう!なんて盛り上がったので大変嬉しく話が進みました。で、盛り上がって、さらに新しいお酒を開けて、前回のエントリーに繋がった訳です。次の日はお互いかなりの二日酔になったということで、めでたしめでたし。
コメント
“相模灘 純米吟醸” への5件のフィードバック
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相模灘は酒米が色々揃ってて、飲み方や温度帯もフレキシブルですね〜。
神奈川の地元米は、いづみ橋しか分かりませんけど。
日本酒プロモーターの手腕に期待(^^v
私は今宵は久々に地ビールですが(^^; 0
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相模灘は割と王道的でいいですよね。あとこれで五百と美山とがあれば決まりなんだけどなぁ〜・・・。(無理言うなって感じですか^^) 0
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追記:
日本酒プロモーターってのは正直言って・・・本望ですね(笑)。だって遠慮してる場合じゃないと思ってるし、なによりうれしいですもん! 0
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ん、相模灘のこのラベルは美山錦では!?
美山が使われるのは五百が手に入りづらいとこなので、
両方使う蔵は少ないですね。
「酒米違い」ってのがワイン識者らしいとこですが、
「同米同スペック造り違い」のバラエティのほうが、
ワイン(原料品種>造り)と日本酒(原料品種<造り)
の違いという意味で面白いと思います。
うーん、僕なら「五百万石55」-生or火入れ-しばり、とか。
4GBのある天狗舞・小左衛門・黒龍・奈良萬・臥龍梅あたりで。
生しばりだと黒龍だけアル添になってしまいますが。
火入れと生、計10本あると楽しいだろうなぁ。
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いつぞやのさん
食いついてくれて感謝です^^そうですね〜、まぁ真っ先に思い浮かんだのはコザエモンなんですけどね。確かに米違いにこだわることも無いかもですね。計10本かぁ〜〜〜。こりゃ大勢でやった方がいいかもなぁ〜^^ 0