「ジャパネットたかた」さんとの一件はどうやら残念な結果になりそうですね。ネットで情報を集める事が出来る私のような人間にとっては「ジャパネットたかた」で買い物をする事など絶対にないのですが、母は残念ながら被害者になってしまったようです。
とはいえ、いつぞやの個人情報流出の件ではその対応の良さに一気に名を挙げた事が業界に広がったのは確か。でも・・・それも所詮はマスコミ発信。まともなリテラシーをもってすればおのずとどういう理屈なのかは推して知るべしですね。今回の件をきっかけに色々調べましたがやはり相当な数の地方のご年配の方々が不当に不利益を被っているようですね。
我が母という点を敢えて外して語るとするならば、地方のバッタ屋にいいように大事な年金をだまし取られたあわれな田舎者、ということになりましょう。代金だけ取られ、初期不良で素直にジャパネットたかたに送った商品はいつまで経っても帰ってこずそのまま保証期限切れ。返してほしくば全く身に覚えのない修理代金を支払え。という、なんとも信じがたい笑い話のような被害者に。訴訟も検討しましたが、まぁ2万円以下の商品なので・・・泣き寝入りするのが賢明なのでしょうね。それを見越してのジャパネットさんの戦略なのかもしれませんし。
自分の一ヶ月の食費に満たないわずかな年金から、来年受験を控えた可愛い孫の為にせめてものプレゼントとして買った電子辞書。この小さな買い物が大変な金銭的、精神的な負担を背負う結果になった。この事実をあの会社の方々は受け止めることが出来ないのでしょう。実績を伴わずに「不運」にも大きくなってしまった片田舎のバッタ屋の暗部を垣間みました。せめて、反面教師にさせて頂きます。
残念な世の中になってきましたね。正義など通用しないのでしょうね。