え〜今までのこの「家呑みのススメ」カテゴリーでは家呑みにまつわるさまざまな事例(今風に言うとスピンオフとでも言いましょうか)を紹介してきた訳ですが、コレの紹介がちょと遅れていました。というのも実は前からコレの時には同時にあることをしたいと思っていたからです。
さて、では1番目の写真から。ラベルはがしの時に使うタライです。したいと思っていたのはズバリこのタライの自慢です…。申し訳ないとは思いますがここはなにとぞ…なにとぞご容赦を!…で、このタライですが(変わり身早し)。去年子供が出来たという事で産湯用に購入しました。秋田が誇る伝統工芸「樽冨かまた」鎌田勇平氏に依頼した特注品です。依頼にあたっては直接お会いしてその後も何度か電話したりと樽冨かまたさんにはいろいろご面倒をおかけしました。
思えば周囲には大反対されました。大抵は生まれてくる子供の為に玩具やら服やらを用意するものなのに、それらは一切買わずにこんなものに大金をつぎ込むなど、お前は親ばかならぬ只の阿呆だと罵られました(ちょっと誇張)。しかしですね、私とて生まれてくる第一子を思い入れない訳がございません。思い起こせば私が子供の頃……….
…えぇとこれ以上は長くなるので割愛して本題へ^^要は高かったので毎日フル回転させているこのタライ。今日は子供の行水後の水を利用しました。少々水が汚くなる事もありますが(…..!)。瓶をつけ込んで待つ事しばし(写真2)その後剥がしに入ります。
それこそいろいろ試しましたが、結局落ち着いたのはカッターで地道にこそいでいくやり方。これが一番紙にダメージが無いみたいです。軽くコツがありまして、水中で行う事、決して力を入れない事、出来なければ無理せずにあきらめる事、ぐらいでしょうか。薄い紙のことなのでつけ置き時間をのばしてもほとんど変わりませんし、剥がれないものは剥がれないです。ひく事もまた勇気。でもこの方法で大体9割以上うまくいってます。はがれないモノは乾いてからワインラベル用のシートを使います。(このシート、分厚くてテカテカで昆虫採集の標本みたいになっちゃいますが)
そして剥がした紙は最近のランチョンマットでもあるござマット(これが結構便利。くっつかないし乾きやすいし)に並べて自然乾燥。スクラップの工程へ移っていく、といった感じです。
たぶん工程だけの紹介ならもっと手短かで済んだんでしょうね。くだらない自慢をするからずいぶん長くなりました。すいません。。。でも、高かったんですよ、ほんとに。
コメント
“瓶のラベルを剥がす!” への2件のフィードバック
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おぉ〜!カッコイイたらいですね。
画像からもギシっと詰まった密度、造りの良さが伝わってきます。
このようなたらいで産湯とは幸せなお子さん。
うちなんか近所のスーパーで買った1,000円くらいのでしたよ。
ラベルもきちっとスクラップされててますねぇ。
私はすっかり剥がすだけの人になってしまいました。
何の為に剥がしてんだか・・・
剥がれないのはとっとと諦めるノミ太蔵でした^^;
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>ノミ太蔵さん
うぐ、うぐ、ほめてくれてうれしいです(涙)!
そうなんですよね〜、千円とかで売ってるので尚の事
「あんた千円とかで売ってるのなんでそんな大金!」
ってことになる訳ですよ〜。
ところで樽冨かまたさんネットで調べたら伝統工芸士やら現代の名工やらすごい肩書きで、黄綬褒章とか貰ってるすごい人でびっくりしました。 0