私が、この活動を立ち上げるにあたっての想いは一つ。長い間景気の良く無い日本のサケを盛り上げたいという想いに尽きます。
私にはあるお気に入りの銘柄がありました。東北秋田のそれを呑むと、いつもおいしさ以上になにか感じるものがあって、何か「匂い」みたいなものでしょうか。秋田人の血が流れているからか、郷愁のようなものを嗅ぎ取っていたのです。そして、できることならいつまでも呑み続けたいなぁ、って。そう思っていました。しかし、それは蔵元廃業という形で、ついに叶わぬ願いとなってしまいました。
日本酒をこのまま終わらせたくない、という気持ちが原動力になっているのです。
2013年8月10日
代表理事:中村克己