今、日本で最も注目を浴びている蔵元のひとつ、といって良いかと思います。「新政」オンリーの酒の会を、東京三鷹の串焼きピステにて開催しました。
ごく少数の限定品、頒布会用の完全予約販売品、さらには、新政の代表取締役佐藤祐輔さんからご提供いただいた非売品など、17種類を一気に試飲しようという、おそらく今回限り二度目は不可能では?という酒の会でございます。
場所:三鷹 串焼きピステ
2014年8/9(土)18:00スタート
予算:6,000円
まずはお酒の調達でご協力いただいた秋田の高良酒屋さんと、特別酒をご用意いただいた新政酒造の佐藤祐輔さんにあらためてお礼を申し上げます。本当に本当にありがとうございました。そしてお店と料理を提供していただいたピステのオーナー鈴木さんにも大変良くしていただいて、本当にありがとうございます。
前回が終わった5月辺りから少しずつお酒をストックして、頒布会酒もずっとこの日の為にとっておきました。すべて4合瓶で1本だけだったので(天蛙だけは3本)募集人数や出す順番などに相当悩みましたが、それだけに開催前から「この会はすごいモノになる」という声が参加者からあがっていました。
乾杯に選んだ天蛙は私自身も今年のものは初めて。皆さんにも大変評判がよかったです。乾杯前のスピーチをみんなが待っている雰囲気でしたが、いきなり「乾杯!」の一言でみなさん少しズッコケましたね。まぁ若干ウケ狙いもありましたが、乾杯酒が天蛙でシュワシュワが目の前にある状態で呑気にスピーチなど、私には到底できませんでした。(本当はあいさつの言葉を用意してたんです)
その後は一人当たりの量は少ない…とはいえ実は試飲には結構な量です。種類が多いので最後までたどり着けない人がいたらどうしようかと少し心配していましたが、みなさんグイグイいってましたね。頒布会酒が全て終わった後で出した特別酒の1升瓶もあっという間に無くなってしまいました。古式生モトの生、とても美味しかったです。
やまユは直接注いで廻るのでは無く、4本いっぺんに出しました。呑んだ事がある人も多かったですし、好みもありますから、ここは直接瓶を持っていただいてみなさんでワイワイやるのが良いと思いまして。あっちこっちから、白とってーとか、青って米なんだっけー?などの声が聞こえてなんとなく微笑ましかったので、まぁよかったのかなと思っていますが、はてさていかがだったでしょうか?
料理の方もさすがのピステさんで大好評でした。みなさん料理がおいしいと言ってくれましたが、私はそこは自信がありました。店主の鈴木さんとメニューを決める時にも敢えて特別なメニューではなく普段からあるメニューの中から選んだのです。なので、またピステに行けば食べられるのです。(勿論季節とかにもよりますが)
運営側としては勿論改善すべき点もたくさんあるでしょうし、追って気づかなければいけないとも思うのですが、とりあえずみなさんの喜ぶ顔が見れて私としてもとても幸せで楽しくて、恥ずかしながらそれしか頭の中にない状態です。めちゃめちゃ美味しいお酒をみなさんと楽しく呑めたので、これ以上の幸せはもうないんじゃないかな?などと思ってしまうくらいです。
しかしながら、燃え尽きないように気をつけて、日本酒の普及を消費者の側から考える団体としてまたなにか考えなければいけません。
ではではご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。また、どこかで酌み交わしましょう。ものすごくザックリですが、今回のレポートでした。
文:中村克己(サケネス)
撮影:佐藤潤平(サケネス)