【PulpCapsule】試行錯誤

試作品第一号を作ってすぐにいくつかの問題点が見つかり、最初は全部いっぺんに直せるとタカをくくっていたが、どうもいっぺんに頭の中で制御するのは無理そうだぞ?となり。

丸いタイプを作っては

あーだーこーだ

収まりを調整しては

あーうまくいかんなーとか

こんなんどうなんだろ?とか言っては

うーん

うーん

中に入れるバッジのことも考えないととか言って

こうして見返すと一瞬だけども。

それぞれに原型を作ってキャストで型を取ってパルプをつけてみて、圧着できるかどうかだの、水がちゃんと抜けるかどうかだのを、毎回イチからやり直してるので、上記の時点で既に確か数ヶ月経っています。

一応これでモノとしてようやく成立した。見た目だの何だのを気にしなければ。

ただ、コレをじゃぁ量産するとなるととてもムリだという新たな問題が。

この時点で結構心が折れかかっていたけど、3Dプリンタという手を思いつき、フードバトルで言うところの味変感覚でまた頑張った。

このへんから写真を撮るのをだんだん忘れてきている。

いや〜楽でいいわ〜

なんて思ってたけど、全くパルプを圧着できず一瞬でボツ。一瞬とかいってるけどこれも図面作成だ何だで1ヶ月以上かかってる。また少し心が折れた。

タテでプレスする方法を取ってみよう!

なんてことも試したけど結局ダメだった。でも、トータルで理科的な知識、なにが必要なのか?の物理的な要素を明確に理解できたのはよかった。

しつこく色々作る。

以降、色々理解した上で試したことが多くなってきて、採用した社外秘が多くなってきたので、写真は無し。

紙の方もプラッシュアップして、上質紙のチップを使うように。今はもうミキサーは使わず鍋でウニャウニャとやっている。

だいぶシンプルに。でも上下の接触面の折り合いと、型からの抜きやすさと成形のしやすさの調整がうまくいってないのでまたまたボツ。この頃、ボツになったキャストが山のように。

この頃になると形はほぼ決まって、パルプに混ぜる材料を色々試していた時代。よく見ると自分には何を入れたのか判る。量やタイミングも色々試したのでこれだけでもまた1ヶ月以上かかっている。いやよくやるよねー自分。

混ぜ物の調合もほぼ決まり、製法を色々試した。やり方で仕上がりが全然違う。手前が滑らかで奥がボコボコ。

ここまで来て、ようやく図面的にFIXして。図面がFIXしたということはようやくようやく意匠出願ができる体制が整ったということ。

あとはもうわりと話は早く、図面と申請書類を作成して、さっさと特許庁へ。


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