11/20 激闘!警視庁24時。in 言わずと知れた大都会東京。

『なー。.....なーて。あんたワ分かるよ。Web仕事なんだから。なんでオレもいるんかね?な?な?わかるか?わかるか?』

イグチ
『うるセーなこのちょびヒゲ。教えてやろーカッコ冥土のみやげにカッコトジ。それワFLASHだからダ。もっと言うとFLASHゴードンだからダ。分かったらさっさとやれや。』
『カッコが声に出てますが?.....なー。オレ家でメシ作って、さー食おうってトコだったのよ。な。あまりの事態に食わずに来ちゃったよ。マジメ?ほめる?ほめちぎる?遠慮すんな。な。』
イグチ
『メシぐらい食ってこいよバカだなー。』
『フツーに言うなフツーに!オレもそう思ってたんだから!』
イグチ
『んじゃーココをみよーんってシテ、ミヨーンて。(FLASH仕事の指示)そんでココもっとビヤーンて。ビヤーン....ププ...。』
『おい!言いながら笑うな!やる気がうせる!...........ビヤーンね?ビヤーン....オッケオッケー。』
イグチ
『真夜中、二人きりネ。このまま朝が来なければいいのに(はぁと)』
『そ、それワ仕事が終わらないからでは??朝までにできないとドーなるんだ?まじで?ヤバくない?大企業っしょ?ふ...震えてきた。』
イグチ
『おー。震えて眠れ。...いや寝るナ!ヤベ!自動的に変な返事しちゃった!...ちっくしょー、ダマしやがって。...頭キタ。ビール買ってこい。』
『おい!おい!いーかおい!(大仁田)......チミ進み遅い。』
イグチ
『ノワーーー!!言うな!それ以上いうな!っつーかココむずいんだって!シュワシュワーの部分だから!おまえナイ!だろ!シュワシュワー!が!』
『変なトコで区切るナ!こちとら眠いんじゃい!あーー!時間ないぞおい!おい!おい!おーーーい!!』
イグチ
『シュワシュワーって!シュワシュワー!って!んーーーーーーー......できたー!できた!シュワシュワでひた!げひたぁー!!』
『おい!言えてネーぞ!おい!げひたぁって!....イヤ、げひたぁって....。』
  〜なんだかんだで5時間経過〜
イグチ
『........なんかサ。できたんちゃうん?さ!ビールかってこよーっと!』
『.....イヤこの緊急事態中に........ビールは......朝にはクライアントが.......。それに社長も。できねー。オレにはできねー。』
イグチ
『いーかノグチよ?飲むのもプロ。飲まないのもまたプロ。プロ同士だからこそ!熱い火花が飛び交うんだよ。それをプロの世界では"麦芽"っていうんだ。ちなみにキッスの世界(女子プロ)でも"麦芽"と言います....。覚えとけ。クソボーズ。』
『.....えー。まず。ノグチ。.....ではナイな。......プロ同士ってのもわからんナ。火花とか麦芽のあたりになるともう.....なんだかね?ま、クソボーズはまぁちょっと照れるところではあるね。正直。』
イグチ
『丁寧にありがとう。』
『イヤ!』
イグチ
『では.......行って来る。』
『まて!.........オレも行く。』
イグチ
『そうか。........社長には....』
『内緒。....だろ?』
イグチ
『.......オマエにキスがしたいゼ。....ぼじょれーぬーぼー。』
『おっとっと。おフランスの伊達男の登場だぁ。』
イグチ
『.......ボルシチ!.......ボルシチ!』

『...............(何語ダ?)。』

   
  この日に制作したFLASHムービーは夜の7時に依頼を受け、10時に資料が到着し、翌朝10時提出という絶望的な強行スケジュールでしたが二人はなんとか無事に納品、一件落着したワケです。が後日、代理店から「手違いで作る必要がなかった」ということを告げられました。このことを知ったふたりが直後に泣きながらビールを買いに行った事は言うまでもありません。すべて実話です。(ボルシチあたりも)